Blogブログ
2020/8/19/
「報連相」は社会人として最も重要といえるビジネスマナーであり、これが徹底できていないと様々なトラブルに繋がったり、業務に支障をきたしたりしてしまいます。
あなたの企業では、「報連相」をはじめとしたコミュニケーションがしっかり取れていますか?
もし、少しでも懸念があるとすれば、今回比較紹介していくビジネスチャットを導入することで、社内のコミュニケーションが改善できる可能性が高いです。
これらに当てはまる方は、ぜひ、ビジネスチャットツールの比較紹介をチェックしてみてください。
チャットツールを比較していく前に、そもそも「チャットツールを導入することでどのようなメリットが得られるか?という点を見ていきましょう。
ビジネスチャットツールを導入する主な目的は、社内のコミュニケーションを円滑にすること。
よって、メールなどの従来のコミュニケーション方法と比較しながら、ビジネスチャットの以下の3つのメリットを紹介していきます。
ビジネスチャットツールを導入するメリットとしてまず挙げられるのが、「コミュニケーションの効率化が図れる」点です。
なぜなら、ビジネスチャットは素早く複数人に情報を共有することが容易であるから。
ビジネスチャットはLINEに近い感覚で使用できるため、スピーディかつ気軽な情報のやりとりが可能となるのです。
一方でメールだと、以下のような点から効率的とは言えない部分があります。
ビジネスチャットによって情報共有のスピード、頻度ともに高めていくことで、社内・社外ともにコミュニケーションの活性化が期待できるでしょう。
続いて、ビジネスチャットによって業務の効率化も図れます。
これは、情報伝達が効率化されることによって周りの状況を把握しやすくなり、各々が取り掛かるべきことをクリティカルに判断できるようになる、といった効果が期待できるからです。
また、プロジェクトやチームごとのチャットルームを作ったりすることで
といったメリットも享受できるはず。
今回挙げたのはほんの一例ですが、「コミュニケーションの活性化やチームごとの情報共有ができる」といった特徴を上手く活かすことで、様々な方法で業務の効率化ができるでしょう。
最後に、「仕事とプライベートの区別が図れる」という点も見過ごせません。
というのも、近年、職場の連絡ツールとして、個人的なLINEやSNS等を使用している企業様が見受けられます。
しかし、若手の社員からすると、これはかなりのストレスになってしまう可能性が高いのです。
以下のデータをご覧ください。
こちらはエアトリが実施した「職場の人との繋がり方」に関するアンケートの結果なのですが、「休日に上司から連絡が来るのが嫌だ」という人は3割~6割ほどいるようです。
これがLINEやSNSなど、個人的なモノだとプライベートと仕事の区別がつけにくく、「休日にスマホを開くことすらストレス」と感じてしまう社員が出てきてしまう可能性があり、最悪の場合は離職率が高まってしまったり、社員のパフォーマンス低下に繋がることも。
そこで、仕事に関する連絡は、会社が導入したビジネスチャットツールに限定することで、うまくプライベートと仕事で気持ちを切り替えることができるのではないでしょうか。
とはいうものの、プライベート時の仕事の連絡はよほど急なことでない限りは避けたほうが賢明なので、ビジネスチャットの使い方もしっかり意識していきましょう。
参考URL:https://newscast.jp/news/814832
ここまでビジネスチャットツールのメリットについて紹介してきました。
しかし、「ビジネスチャットならどれを選んでもいい」というわけではありません。
チャットツール導入による効果を最大限に得るためには、ビジネスチャットの選び方が非常に重要です。
自社に合ったチャットツールが選べるよう、以下3つの選び方を意識してみてください。
まずは、「自社に合った機能が搭載されているか」という点をチェックしましょう。
なぜなら、一口にビジネスチャットと言っても様々なものがあり、それぞれ搭載されている機能も異なるからです。
例えば、以下のように、ビジネスチャットツールに求めるニーズは企業ごとに千差万別なのではないでしょうか?
社内コミュニケーションに関してどのような点を重視するかによって、必要な機能は当然変わります。
まずは、「自社がビジネスチャットを導入するとすれば、どのような機能があると便利そうか」という点から考えてみるのがおすすめです。
続いては、「シェア数の多さ」をチェックしましょう。
例えば、あなたがLINEアプリを入れていたとしても、LINEアプリを入れていない人とはメールなどでしか連絡が取れませんよね。
これはビジネスチャットも同じであり、同じチャットツールを導入している相手でないと、チャットで連絡を取ることはできません。
つまり、あなたが導入したビジネスチャットのシェア数が多ければ多いほど、他社とのコミュニケーションも図りやすくなるということです。
いくつもビジネスチャットを導入し、相手によって使い分けるのもいいのですが、情報管理や利用料のコストがかさんでしまいます。
よって、他社との連絡が多い企業は、ビジネスチャットのシェア数の多さをしっかりチェックしておくのがおすすめです。
最後に、「無料トライアルがどうか」をチェックしましょう。
理由としては、「ビジネスチャットは一度導入してみないとわからない部分が多い」からです。
例えば以下のように、使ってみて初めてわかる部分は多くあります。
こういった際、無料で導入しているのと有料で導入している場合とではコストは変わってきます。
一番大切なのは「自社に合ったビジネスチャットを選ぶ」ことなので、まずはトライアルで利用し、しっくり来なかったらどんどん別のチャットツールも試す、というような考え方がおすすめです。
ある程度使ってからチャットツールを変更する場合だといろいろと面倒もあるので、無料トライアルで自社に合っているかをしっかり見極めていきましょう。
ここまで紹介してきた選び方を踏まえ、国内でシェア数が多いビジネスチャットツールを5つ比較表にまとめてみました。
チャットツール名/比較項目 | LINE WORKS | slack | チャットワーク | Talknote | Microsoft Teams |
主な機能 | ・アンケート機能 ・掲示板機能 ・カレンダー機能 ・未読、既読 ・タスク管理 |
・拡張性が高く、カスタマイズ可能
・画面共有 |
・タスク管理
・メッセージの編集 、削除 |
・人工知能搭載
・タスク管理 |
・Office 365のアプリと連携可能
・海外企業が多い |
導入社数(※2020年時点) | 10万 | 8万5千
※有料プラン利用企業 |
26万 | 2万 | 50万
※海外企業も含む |
サービス開始年 | 2016年 | 2017年 | 2011年 | 2011年 | 2017年 |
料金 | ・スタンダード:年契約450円/人/月、
・アドバンスト:年契約800円/人/月 |
・パーソナル:月額400円/人
・ビジネス:月額500円/人 ・エンタープライズ:月額800円/人 |
・パーソナル:月額400円/人
・ビジネス:月額500円/人、年間契約417円/人/月 ・エンタープライズ:月額800円/人 |
・ライト:年契約430円/人/月
・レギュラー:年契約880円/人/月 ・プラス:年契約1,780円/人/月 |
・Office 365 Business Essentials:540円/人/月
・Office 365 Business Premium:1,360円/人/月 ・Office 365 E3:2,170円/人/月 |
無料トライアル | 30日間 | 15日間 | 30日間 | 14日間 | 1か月 |
特徴 | LINEに近いUIで使いやすい、LINEと連携できる、有料プラン導入数は国内ナンバーワン | カスタム性が高く、エンジニア向け | 有料無料合算で見れば導入数ナンバーワン | 独自の人工知能でモチベーションを見える化 | 40近い言語に対応+海外の導入企業が多い |
それぞれ個別で紹介していきます。
チャットツール名/比較項目 | LINE WORKS |
主な機能 | ・アンケート機能 ・掲示板機能 ・カレンダー機能 ・未読、既読 ・タスク管理 |
導入社数(※2020年時点) | 10万 |
サービス開始年 | 2016年 |
料金 | ・ライト:年契約300円/人/月、
・ベーシック:年契約500円/人/月 ・プレミアム:年契約1,000円/人/月 |
無料トライアル | 30日間 |
特徴 | LINEに近いUIで使いやすく、LINEユーザーとの間でトークが可能。有料プランの導入数は、国内ナンバーワン。 |
LINEWORKSは、あのメッセージアプリ「LINE」がリリースしているビジネスチャットであり、2016年に前進サービス(Naver Works)を開始し、すでに約10万社が導入しています。
そんなLINEWORKSの特徴は以下の5点です。
特に「LINEの操作性を踏襲していて、誰でも馴染みやすい」点はかなり優秀で、高齢者が多い職場や、簡単な情報伝達しか行わないような企業であれば、LINE WORKSはとてもおすすめ。
また、現在の伸び率から考えても、今後どんどんシェア数は増えていくと予想されます。
弊社ではLINE WORKSの代理店として、ボリュームディスカウントや導入のサポートなども行っていますので、気になった方はぜひお問い合わせください。
チャットツール名/比較項目 | slack |
主な機能 | ・拡張性が高く、カスタマイズ可能
・画面共有 |
導入社数(※2020年時点) | 85,000
※有料プラン利用企業 |
サービス開始年 | 2014年 |
料金 | ・パーソナル:月額400円/人
・ビジネス:月額500円/人 ・エンタープライズ:月額800円/人 |
無料トライアル | 15日間 |
特徴 | カスタム性が高く、エンジニア向け |
slackは2014年にリリースされたビジネスチャットで、以下のような特徴を持ちます。
こういった点から、スラックは自分好みに機能を拡張していくことができるのが大きなメリットです。
しかし、逆に言えばカスタマイズできる人が使わないとあまり特徴を活かせないので、エンジニアなどWEBに強い社員が多い企業の選択肢としておすすめ。
そうでない場合はほかのチャットツールを選ぶのが賢明だと思います。
チャットツール名/比較項目 | チャットワーク |
主な機能 | ・タスク管理
・メッセージの編集 、削除 |
導入社数(※2020年時点) | 26万 |
サービス開始年 | 2011年 |
料金 | ・パーソナル:月額400円/人
・ビジネス:月額500円/人、年間契約417円/人/月 ・エンタープライズ:月額800円/人 |
無料トライアル | 30日間 |
特徴 | 有料無料合算で見れば導入数ナンバーワン |
チャットワークは2011年にリリースされ、2020年時点、有料プラン、無料プランの合算で見れば導入数は国内ナンバーワンのビジネスチャットです。
そんなチャットワークは、以下のような特徴を持ちます。
これらに加えてシェア数も多いことから、チャットワークはクライアントとの連絡や、アウトソーシングする際のタスク管理など、社外と連絡を取ることが多い企業におすすめです。
逆に顧客など外部と連絡を取ったりする機会が少ないようであれば、無理してチャットワークを選ぶ必要はないといえます。
チャットツール名/比較項目 | Talknote |
主な機能 | ・人工知能搭載
・タスク管理 |
導入社数(※2020年時点) | 2万 |
サービス開始年 | 2011年 |
料金 | ・ライト:年契約430円/人/月
・レギュラー:年契約880円/人/月 ・プラス:年契約1,780円/人/月 |
無料トライアル | 14日間 |
特徴 | 独自の人工知能でモチベーションを見える化 |
Talknoteは2011年にリリースされ、導入社数は2万と、5つのビジネスチャットの中でシェア数は最も低いです。
しかし、基本的なチャットツールとしての機能は備えていますし、何より「人工知能によるモチベーションの可視化」がとても特徴的。
あまり社外と連絡を取らないことに加え、この人工知能システムに興味を持つようであれば、Talknoteの使用を検討してみてもいいでしょう。
チャットツール名/比較項目 | Microsoft Teams |
主な機能 | ・Office 365のアプリと連携可能
・海外企業が多い |
導入社数(※2020年時点) | 50万
※海外企業も含む |
サービス開始年 | 2017年 |
料金 | ・Office 365 Business Essentials:540円/人/月
・Office 365 Business Premium:1,360円/人/月 ・Office 365 E3:2,170円/人/月 |
無料トライアル | 1か月 |
特徴 | 40近い言語に対応+海外の導入企業が多い |
最後のマイクロソフトチームズは、あのマイクロソフトがリリースしているビジネスチャットです。
海外の企業を含んではいるものの、2017年にリリースされて導入社数が50万を超えているのは、圧巻の一言。
40近い言語に対応していることもあるので、海外の企業と連絡を取ることが多い場合は、有力な選択肢だといえるでしょう。
最後に、チャットツール導入に際しての注意点を紹介していきます。
便利であるがゆえに気をつける部分も多いので、以下3点を意識してチャットツールを活用していきましょう。
チャットツールを導入したとしても、対面でのコミュニケーションはある程度図るようにしましょう。
ビジネスチャットは確かに便利ですし、気軽に情報共有が可能ですが、頼りすぎると人対人のコミュニケーションが希薄化してしまう可能性があります。
実際、「エン転職」が実施した「職場でコミュニケーションが取れることで、何に効果ある?」というアンケートでは、以下のような結果が出ています。
チャットでもコミュニケーションは図れますが、人間関係の部分で言えばきちんと対面で接したほうが効果は高そうですよね。
よって、何もかもチャット上のコミュニケーションで済ませるのではなく、ビジネスチャットはあくまで「情報伝達のツール」として捉えるといいでしょう。
参考URL:https://corp.en-japan.com/newsrelease/2020/23400.html
チャットツールでは手軽にコミュニケーションが図れますが、だからと言って過度にコミュニケーションを取りすぎないよう注意しましょう。
なぜなら、先ほども示したように「休日からの上司の連絡が嫌だ」という人は3~6割にも及びます。
よって、場合によっては連絡頻度が必要以上に増えてしまい、社員にとってストレスになってしまうことが考えられます。
コミュニケーションが促進されるのはとてもいいことですが、こうなってしまっては、チャットツールの便利さが裏目に出てしまうでしょう。
ビジネスチャットは便利だからこそ、休日の連絡頻度はなるべく抑えるなどのルールを取り決め、オンとオフの切り替えがしっかりできるように工夫してみてくださいね。
最後に、チャットツールを用いて、「社内の情報共有をどのように行っていくか」を整備しましょう。
これがなぜ必要かといえば、チャットツールを導入したからといって、社内コミュニケーションが自動的に活性化するわけではないからです。
チャットツールを導入することがゴールではなく、導入したチャットツールを社内でどのように活用していくかこそが重要なポイントといえるでしょう。
よって、ビジネスチャットをどう活用するか具体的なアイデアが策定できていないようであれば、チャットツール導入に際して、サポートを受けるのも手です。
ちなみに、弊社ではLINE WORKSの代理店として、LINE WORKS導入に際して以下のようなサポートを行っています。
「どのチャットツールを利用していいかわからない」という場合は、ぜひLINE WORKSの利用をぜひ検討してみてくださいね。
今回はビジネスチャットツールを比較・紹介してきました。
それぞれチャットツールごとに特徴や機能が異なるため、企業の状況によって選ぶべきチャットツールは大きく変わってきます。
もし明確な用途がイメージできるのであれば、きっとあなたの会社に合ったチャットツールを見つけ出せたのではないでしょうか?
しかし、「どれを使っていいかわからない」という場合は、おそらく導入後にどのように活用していくべきかもイメージできていないケースがほとんどだと思います。
そういった場合は、ぜひ一度、最も馴染みやすく使いやすいであろう、「LINE WORKS」についてお問い合わせください。
無料トライアルに加え、弊社がサポートさせていただきますので、きっと状況の改善が図れるはずですよ。
当社への各種サービスお問い合わせ、ご質問、資料請求はこちらからお問い合わせください。
お問い合わせ内容の確認後、担当者よりご連絡させていただきます。